運動神経を良くするためにやってはいけないこと

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こんにちわ!幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です!

皆さんは、子どもに「運動神経が良くなってほしい!」と思って運動・スポーツの習い事をさせていますか?
うちのクラブにもそのような思いからたくさんの子どもたちが通ってくれています。
本当に感謝しております。

ただし、子供の運動神経を良くするために「絶対にやってはいけないこと」があります。

今日はその内容についてシェアしていきます!

これをご覧になられている方の中には、子どもが小さいうちから一つのスポーツ、例えばサッカーやスイミングなどを習われている方も多いかと思います。
「うちは将来、オリンピックに行くんだ!」「うちの子はプロサッカー選手になって日本代表になるんだ!」
とお考えなら、この先は読まないでくださいね。

それらが良くないことだと言っているのではなく、子どもに「運動神経が良くなってほしい」「運動・スポーツの楽しさを知ってほしい」「運動・スポーツで自信をつけてほしい」とお考えなら、ぜひお付き合いください!

結論から書きますと、それは、、

「一つのスポーツだけする」です!

「えっ、スポーツをすることが良くないの?」
と思った方もいらっしゃることでしょう。

説明しますね!

まず、大前提としてあるのが、
「今の子どもたちは昔と比べて圧倒的に外遊びの経験も量も少ない」ということです。

外遊びは運動能力を高める宝庫です。さらに、友だちとの社交性やコミュニケーション力を高める最高の教材なんです。
しかし、現代は不審者の増加や共働き世帯の増加、公園などの遊ぶ場のの減少によって、外遊びそのものが減ってきています。

また、外へ行ったとしても、ベンチでゲームしたり、ずっとしゃがんでいたりしている子どもも増えてきました。

そのようなことから

・運動量と運動経験の圧倒的な不足
・友だちとの社交性やコミュニケーションの不足

が今の子どもたちの体に起こっています。

その上で一つのスポーツだけする弊害が3つあります。

①動きが偏る

一つのスポーツだけすると、動きに偏りが生まれます。例えばサッカーばかりやってきた子がキャッチボールができないということはよくあります。キャッチボールができなくてもサッカーには困らないじゃん、と思われる方もいるかと思いますが、それは間違いです。

キャッチボールは空中・空間にあるボールの位置を正確に把握して、自分の身をどのようにこなせばいいかという「空間把握能力(空間認識能力)」がとても養われます。
その能力がないまま、サッカーをすると空中に飛んでいるボールの位置が把握できない、ということになります。小学生時代はまだ良いですが、中学生以上になるとロングボールやセンタリングが多くなってきて空中にボールが多くとぶようになります。すると、キーパーやディフェンスであればボールの落下点が予測できずにキャッチできない・ヘディングができない、というミスに直結します。

なので、サッカーをやっている子でもキャッチボール(空間把握能力)がとても重要です。

②ケガをする

子どもはまだまだ体ができあがっていません。一つのスポーツだけすると、例えば野球・ソフトボールだったら、どうしても肘や肩に負担が集中してしまいます。そうすると、中学になってから野球肘や野球肩になって思うように投げられなくなるという事が起こります。

このような傷害をスポーツ傷害と言います。いま、このスポーツ傷害に悩んでいる子どもが激増しています。
実際、私が見てきた中にも、小さいうちから一つのスポーツだけに取り組んできた結果、小6で腰痛(椎間板ヘルニア)でコルセットを巻いていたり、膝を痛めている子どもが多くいます。

③燃え尽き症候群

小学校時代に一つのスポーツだけすると、チームにもよりますが「全国大会に行くぞー!」「絶対優勝するぞー!」のように、勝利を目指しがちです。(勝利を目指すことを批判しているのではありません。それによって生じる弊害を説明します)

小学校時代に一つのスポーツを極めたり、大きな賞を勝ち取ったりすると、子どものモチベーションは低下しがちです。特に、監督や保護者によって強烈なシゴキ(体罰も)があると、なおさらです。すると、もうスポーツはいいや、楽しくやりたいだけなのに、となりがちです。

実際に、私が中学校教師時代にあった例を皆さんにご紹介します。

その子は小学生からバレーボールに取り組んでいました。その子がいた強豪チームで、毎日遅くまで練習をしていたそうです。その子はチームのエースとして活躍していましたが、ジャンプを繰り返してきた結果、ジャンパー膝というスポーツ傷害を発生させてしまいました。
そのため、中学校ではあまり試合にも出られず、悲しい思いをしてバレーボールを辞めていきました。

また、ある子は小学校時代はバスケットボールをしていましたが、中学に入ってからは別のスポーツに取り組みました。その理由を聞くと、

「もう二度と怒られながらバスケットボールはやりたくない」と答えていました。

そんな悲しい思いを子どもたちにしてほしくないですよね?
そうした子どもたちをつくらないために、親ができる対策を2つご紹介します!

対策① 外遊び(木登り、ボルダリング)をする

とにかく、外で遊ぶ機会を作りましょう。これから冬休みに入り、家族で過ごす時間も増えます。たしかに外は寒いですが、外で遊んでいれば子どもはすぐに暖かくなります。特におすすめなのは木登り(ボルダリング)です。なぜなら、木登りは「右手はここの枝を持って、左足をここにひっかけて」と手足がバラバラの動きをしながら、体のバランスを取ります。さらに手の握力もついて最高のトレーニングです。私も昔はよく近くの公園でやっていましたが、今の公園ではできないかもしれません。

そんなときはボルダリングが出来る施設や遊具がある公園に行ってみてください。ボルダリングにも同様の効果が期待できます!(ちなみに我が家ではこども部屋にボルダリングの壁を自作で設置しました)

対策② 習っているスポーツと違うスポーツで遊ぶ

例えばサッカーを習っているなら、キャッチボールを、スイミングを習っているならランニングを、という風に習っているスポーツとは別のスポーツで遊んでみてください。
お金も時間もかかりますので、わざわざ別のスポーツの習い事を始める必要はありません。

それだけでも全然変わりますので、子どもと楽しく取り組んでみてくださいね(^^)

ハピネス・スポーツクラブKOTAでは、以上のことを踏まえながら、様々な動きや運動・スポーツに取り組める内容になっています。
興味がある方は、ぜひ無料体験にお越しください!

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