「可愛い子にはけがをさせよ⁉」

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こんにちわ!幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です!

子どもはよく外遊びをして、転んで膝をすりむいたり、どこかにぶつけたりしますよね。

そのとき、皆さんはどうしていますか?

「またケガしちゃうからもうやめなさい」
「だめ!」

と声をかけていませんか?

お気持ちはよく分かるのですが、それをしてしまうと子どもはますますケガしやすくなるかもしれません。

 

先日、こんな場面に遭遇しました。

 

自分の子どもと公園に行ったときに、幼稚園ぐらいの男の子がママと一緒に遊んでいました。

その子どもがママに向かって走ったときに転んでしまいました。

すると、ママはすぐに抱っこをして

「転ぶと痛いから砂場で遊ぼうね」と言って砂場に行ってしまいました。

(そもそもママはとってもキレイなお洋服でした。男の子と遊ぶのには適していなかったかもしれません)

この子どもは次に走るときもきっと転ぶと思います。

 

 

結論から先に書くと、子どもがケガしないようにするためには、小さいうちからたくさんケガすることが大事です!

 

大前提ですが、大けがにつながるような場合や命に関わるような場面では、必ずやめさせなければいけません。

 

しかし、公園や家の中で遊ぶ場面ではどんどん転んだり、ぶつけたりしたほうがいいです。

そもそも、現代の子どもたちは圧倒的に運動不足です。

それは言い換えると、私たち大人(親)が運動不足であるからです。

 

近所のスーパーや公園にも車ででかけたり、買い物に行けばグズるといけないからとスーパーの幼児用のカートに乗せたり、階段を使わずエレベーターに乗ったり、、、。

私たち大人(親)は子どもが運動する機会を奪ってしまっています。

その結果、子どもは上手く歩いたり走れない、体が固くなって身のこなしが悪くなったりします。

すると、少しのことで転んだり、危険を回避する身のこなしができずにぶつけたりします。

そこで大事なことは、大人(親)が子どもの大事な勉強の機会を奪わないということです。

 

何の勉強かというと、「ケガをしない転び方の勉強」です。

よく転んでいる子は転び方が上手になります。

 

転んだときに手を出したり、体をひねったりして大事な部分(頭や顔)を守る動きが自然と身につきます。

ケガをしたときに、

「大丈夫!ほらもう一回やっておいで!」

と大人(親)が言うことで、安心して次もう一回やろう!という気に子どもはなります。

すると、次は少し上手くできるようになります。そこですかさず、「さっきよりできるようになったね!すごいね!」とほめると子どもは自信をつけることができます。

そもそも子どもは体が柔らかく、回復が早いのでケガしにくく、ケガしても治りが早いです。

子どもが石頭なのは、大事な部分を守るためです。

私も子どもの頃は毎日どこかすりむいたりぶつけたり、生傷の絶えない子どもでした。

しかし、そのおかげか転び方がうまくなり、子どものときに一度も骨折などの大きなケガをしたことがありません。

(初めての骨折は30歳のときに、体育の授業で生徒と一緒にサッカーをやって転んだときというのは恥ずかしいので内緒にしておいてください(汗))

まとめ

 

子どもは転だり、ぶつけたりすることで体の動かし方を学んでいます。

将来、子どもが大きなケガをしないようにするためには、今のうちにたくさん小さなケガをしましょう(^^)

寒いですが、子どもと一緒に外でたくさん遊びましょう!

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