子どもから失われている3つの「間」を知ってますか?

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こんにちわ!
幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です!

ずっと雨が降り続いていますね。
実は本日、クラブのサマーキャンプを予定していたのですが現地で土砂災害警戒レベルが高まったことから急遽中止にしました。

早く夏らしい天気が戻ってきてほしいものです。

さて、今日は『子どもから失われている3つの「間」』というテーマで書きたいと思います。

この3つの「間」が失われた結果、子どもたちから「遊び」がなくなり、運動不足や体力低下が引き起こされていくことになってしまいました。

逆に言えばこの3つの「間」を親が意識しておけば、子どもたちも遊びの中で運動能力が向上し、体力も向上していきます。

親として知っておいてほしい知識ですので、ぜひ続きをご覧ください!

子どもたちの体力は低下している⁉

まずこのグラフをご覧ください。

令和元年度の体力テスト合計点は前年度よりも大きく低下し、小学生男子に関しては調査依頼過去最低の数値を記録したことが分かります。

この大きな原因は子どもから3つの「間」が低下していることと大きく関係しています。

結論から言うと、3つの「間」とは「時間」「空間」「仲間」です。

1.時間

まず時間です。
現代の子どもたちはとにかく忙しいです。

習い事を3つも4つも掛け持ちしているなんてこともよくあると思います。
その結果、単純に遊ぶ時間が減りました。

2.空間

次に空間です。
すぐに思い浮かぶのは公園や空き地や原っぱなどです。

この辺りではまだまだ遊ぶ空間が残っているところが多いですが、東京などの都会ではボール遊びができなかったり、静かに遊ばないといけない公園が増えて遊ぶ空間が減ってきているようです。

3.仲間

最後に最も大事な仲間です。
前述の2つの間のように時間と空間が子どもから奪われた結果、遊ぶ仲間が失われていってしまいました。

遊ぶ仲間がいれば、コミュニケーションや社会性といった社会で生きていく上でとても大事な能力を身に付けられます。

しかし仲間がいない結果、子どもたちはゲームや動画といった一人でも没頭できるものにハマっていくことになります。
もちろん、ゲームや動画から学べるものや最近ではチャットしながらゲームしたりできる機能もあるので、コミュニケーションや社会性も身につく可能性もあります。

ですが、遊びというリアルな体を使った場面での身体的なコミュニケーションから学べるものには遠く及ばないと私は思います。

例えば、木や高いところから飛び降りたときの衝撃や足への痛み、相手を叩いてしまったときの痛みは自分が経験しているからこそ、自分で想像して結果として相手への思いやりにもなります。

親ができること

結論、親ができることは「環境づくり」しかありません。
つまりこの3つの間を意識して、子どもが遊べる環境を作ってやるのです。

遊ぶ「時間」を確保して、思い切って体を動かして遊べる「空間」で、「仲間」と遊べる環境を意識的に整えることができれば、子どもは自然と成長できるはずです。

私も二児の親ですからそれがなかなか難しいのも重々承知しています。
ですが、そこは親として最大限がんばる部分だと私は意識しています。

コロナの影響もあって、おそらくこの傾向はますます拍車がかかると思われます。
それを時代や他人の責任にしていてもあなたのお子様がより成長することはありません。

親としてできることを意識するきっかけとなっていただければと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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