「うちの子にはまだ早い」と決めつけていませんか?

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こんにちわ!
幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です!

9月に入り、学校も再開されましたね!

まだまだコロナウィルスの感染拡大が心配なところではありますが、日常が徐々に戻るといいですね。
私事ではありますが、1回目のワクチン接種が来週に迫ってきていて、すでにビビっています(汗)

まだ1回目なのに、2回目はどうなることやらです(汗)(汗)

先日、ある保護者の方とこんな会話になりました。

保「運動やスポーツは何才から始めたほうがいいんですか?」

私「運動神経は6歳までに9割決まるので、家や園などでできる運動はどんどんやらせたほうがいいですよ」

保「うちの子にはまだ早いと思っていました。もっと早くやらせておけば良かった、、、」

私もそう思ってた!という方は他にもきっといらっしゃるかと思います。

そこで今日は運動やスポーツを始める時期やタイミングについてまとめたいと思います。

運動神経は6歳までに9割決まる!

まずこちらのグラフをご覧ください。

これはスキャモンの発育発達曲線図といって、成人(20歳)するまでの各器官の成長具合をグラフで表したものです。

このグラフを見ても分かるように、脳・神経系の発達は6歳までに約9割、12歳までにほぼ完成することが分かるかと思います。

保護者の方の中で、一般的なのは
「小学生から何かスポーツやらせたいな」
ということだと思うのですが、それはある意味正解で、ある意味間違っています。

正解だと当てはまる方は、
・よく外遊びをしてたくさん体を動かしていた子
・鬼ごっこや遊具、ボール運動など様々な運動遊びを経験した子

注意していただきたいのはその反対です。
・外遊びなどあまり体を動かしていない子(公園でも砂遊びばかりしていたなど)
・一つの動きや遊びだけに取り組んでいた子

そのような子達というのは運動量の不足と運動種類の経験不足の状態だと考えられます。

スポーツというのは複雑な動きの組み合わせやボールとの協調性、さらには仲間や相手チームとの状況判断などいろいろな要素が複雑に絡み合って成り立っています。
そのような状態でいきなりスポーツを始めようとしたところで、動きについていけない場面が出てくるのは当然です。さらには自信を失ってしまう可能性も高くなります。

もちろん、好きで始めたり、友だちと仲良くやっているからいいというようなこともあるかもしれませんが、やはりスポーツをやる以上は上達したり、自信を持てるようになってほしいと願うのが親心ってやつではないでしょうか?

なので、いつかはスポーツを始めてほしい、スポーツを好きになってほしいと思っている方で、お子様がもうすぐ6歳になる方や来年6歳、という方はぜひ続きを読んでくださいね。

 

6歳までにやっておいたほうがいいこと

①外遊び

これは言わなくてもいいぐらいですね(^^)

幼児期は一日最低1時間は鬼ごっこや遊具遊びなどで遊ばせてあげてください!

外にいるといっても、ずっと砂場にいるなんてこともあります。(砂場遊びもいいですが、運動能力の発達の観点から見るとそればっかりより動いたほうがいいです)

外遊びは体への好影響だけでなく、友達との関わりやルールを守るといった社会性や遊びながらの創意工夫といった能力も身につけられますので、やらない理由がありません。
もちろん、熱中症や感染対策を徹底した上ではありますが、子どもをぜひ外へ引っ張り出してあげてください笑

②ボール遊び

もし、スポーツの中でも野球やソフトボール、サッカーなどの球技に取り組ませたい、取り組みかもしれないという場合は幼児期のできるだけ早くからボール遊びをやらせてあげてください。
教師時代も含めてボールが苦手な子と得意なことの違いは3歳か4歳で決まると個人的に思っています。

はっきりいって、ボール遊びを全然やっていない子が小学生になったからといって野球やソフトボール、サッカーを始めてもかなり手遅れです。

上手になるかもしれませんが、上達は相当遅くなる可能性が高いです。

ボール遊びは家の中でもできます。
例えば新聞紙を丸めたものを的に向かって投げたり、ふくらませた風船を落ちないように打ち上げ続けるといった遊びは投げる動作や落下点を予測するといった球技に必要な能力を養うことにつながります。

③スポーツを知る

最後にぜひ「スポーツ」を教えてあげてください。
これは親の影響が一番大きいかもしれません。

親がやってたスポーツを子どもがやるのはその典型です。

それももちろんいいのですが、ぜひ複数のスポーツの種類を教えてあげられるといいと思います。

先日まで行われていたオリンピックは最高の教材でした。

テレビを通じて、スポーツにはたくさんの種類があるということを子どもは自然に学んだのではないでしょうか?

その中でも興味を持っったものを公園で子どもと一緒に遊んであげてみると、体験もできますし、スポーツ選手の凄さも感じられるのではないでしょうか。

ただし、親がスポーツを教える際に気をつけてほしいことが一つあります。

それはスポーツは「厳しいもの、辛いもの、競争するもの」だけではないということです。

われわれ大人が経験したり、テレビなどのメディアで流されているのもは「競技スポーツ」です。
確かに競技スポーツは「厳しいもの、辛いもの、競争するもの」です。

ただ、現代の子どもにはそれが向かない子、合わない子が多いのも事実です。
そんな子どもを無理矢理、競技スポーツや全国大会を目指しているチームに入れてしまうと子どもがつらい思いをします。

スポーツは「楽しむもの」という気楽な気持ちでぜひ教えてあげてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

結論、スポーツを始めるのに早いに越したことはないのですが、お子様の様子を見て保護者の方が後ろから支えるぐらいの気持ちでサポートしてあげてください。

周りや親の意向だけで選んでしまい、スポーツで子どもが苦しむことのないようにしてあげてくださいね(^^)

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