無料キャラバンを行うわけ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

こんにちわ。

幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です。

今日はこれから力を入れていきたい「うんどうあそびプログラム無料キャラバン」を行うわけについてご説明していきたいと思います。

小学校入学前から体育が苦手な子と入学後に苦手になった子の共通点は?

文部科学省「平成25年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果・特徴」によると、「運動・スポーツが得意・苦手」という質問に対して、小学校入学前から「苦手」と答えた割合は男子23.3%、女子26.6%という結果になりました。
さらに、小学5年生になると、「苦手」と「得意だったことはあるが今は苦手」と答えた割合は男子18.2%、女子34.3%という結果になりました。

小学校入学前になぜこれだけの子どもたちが運動が苦手だと感じているのでしょうか?
また、小学5年生になってなぜこれだけの子どもたちが運動に苦手意識を持ってしまっているのでしょうか?

私が小学校教師だった頃の話です。

私が小学校に異動して目の当たりにしたのは、数十年前から何も変わらない技能中心の体育の授業でした。

跳び箱の授業を例にすると、
「手は跳び箱の奥について!」
「もっと勢いよく走って!」
しまいには
「跳ぶ気がないなら見学してなさい!」

という具合でした。

子どもたちの環境や体は昔と大きく違うにも関わらず、先生方は自身が小学生だった頃と変わらない指導法で指導していたのです。

(先生方は多忙のあまり、体育の指導法の研究まで手が回らないのが現実です)

そして、そんな運動が苦手な子たちにはある共通点がありました。
□跳び箱はとべるが、他の運動は苦手などできる運動に偏りがある
□自信が持てず前向きになれない
□よく転ぶ、ケガが多い
□コミュニケーションが苦手で引っ込みがち
□姿勢が悪く集中力がない、学力が低い

そこで、そんな小学生たちに運動の「技能」ではなく運動の「動作」を、マットや跳び箱の技の「やり方(how to)」ではなくマットや跳び箱につながる「動き(what to)」を体育の授業で行いました。

例えば、アニマルウォークといって動物の動きを真似ながら歩く運動をすることで、腕支持の感覚や体幹のバランスを養うことにつながります。

このような運動あそびを毎回の体育の授業だけでなく、毎朝のすきま時間などに取り入れて行いました。
すると、子どもたちに驚きの変化が起きました。
その結果、マットや跳び箱の技がみるみる上達してくる子が出てきました。

また、運動が苦手だった子も体育の授業を楽しんで取り組めるようになったり、授業中も最後まで姿勢が崩れずに集中して受けられるようになったり、友達とも仲良くコミュニケーションが取れたりできるようになりました。

私自身、この結果にとても驚き、運動あそびの効果を実感することができました。
しかし、中には全く変わらない子、伸びない子もいました。
その一方で、中には全く変わらない子や伸びない子達もいたのは事実です。

その子達に、「小さい時にどんな遊びをしていたの?」と聞いたところ、意外な答えが返ってきました。

「幼稚園の時に体操教室に通っていた」と。

「え!それなのになんで?」

と正直、ビックリしました。
しかし、よくよく聞いてみたら納得しました。

「体操教室では跳び箱や鉄棒しかやらなかった」
「技しか教えてもらえなかった」
「待っている時間のほうが長かった」

と教えてくれました。

つまり、幼少期から技能習得を中心に行った結果、動作を習得していないので後から成長しない、伸びないことにつながってしまったのです。

幼少期の逆上がり、跳び箱は誰のため?

よく見かける幼稚園や保育園での逆上がり練習や跳び箱練習は誰のためでしょうか?

それは保護者や園の先生方のためになっていないでしょうか?

「うちの子もできた!」
「成長した!」

「逆上がりや跳び箱もとべないなんて、園でどんな指導していたんだ?」

と感動したり、自慢したい気持ちになっりする気持ちや小学校の先生から言われたくない気持ちは私自身も親や小学校教員を経験したのでよく分かります。

が、早期に逆上がりや跳び箱などの技能習得に時間をかけてしまうと、できない子は苦手意識を持ったまま小学校に入学することになり、入学後も技能が伸びないため苦手になりやすいという可能性が高まります。

運動神経は6歳までに約90%決まる

上の図をご覧ください。
これはスキャモンの発育発達曲線図といって成人(20歳)するまでの各器官の成長具合をグラフで表したものです。
(参照:笹川スポーツ財団)
このグラフを見ても分かるように、脳・神経系の発達は6歳までに約9割完成することが分かるかと思います。
運動は脳・神経系と密接に関連していて、動きを目で見て真似たり、自分の体の動かし方をイメージして体現したり、全ては脳で運動を司っているのです。

そして、その脳・神経系が最も発達する6歳までの時期にやらなければいけないことは、「技能」の習得よりも「動作」の習得なのです。

なぜなら、「技能」というのは様々な「動作」の積み重ねの上で身につくものであって、「動作」の習得が未熟なうちからいくら「技能」を習得させようと思っても、思うように体が動かなかったり、上達しないということが起こります。

なぜなら、現代の子どもたちは昔の子どもたちよりもはるかに運動量と運動経験が少ないからです。

その結果、上手にできない、上達しない→運動が苦手、きらいという子どもたちを少なからず生み出してしまっているのです。

そこで地域の子どもたちのために無料で巡回指導を行うことにしました

そんな運動あそびを子どもたちに広めようにも、現場の先生方は日頃の激務に加えてコロナ対策などでさらなる負担はかけられません。

しかし、子どもたちの体や心の成長は待ったなしです。しかもコロナの影響による運動不足や体力低下は相当深刻です。

そこで、自分で地域の保育園や幼稚園に出向き一人でも多くの子どもたちにこの運動あそびプログラムをつうじて、運動不足や体力の低下を解消してもらいたいと思い、幼稚園、保育園の巡回指導を始めることにしました。

これまでにもいくつかの園に伺ってきましたが、どこも子どもたちは楽しそうに運動あそびに取り組んでもらい、園の先生方からはとても好評を頂いております。

 

ぜひこの機会にあなたの園にうんどうあそびプログラム無料キャラバンを呼んでみませんか?

詳しくはこちらです

うんどうあそびプログラム無料キャラバンはこちら

関連記事一覧

PAGE TOP