こんにちわ!幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツKOTA」のあゆむ先生です!
みなさん、運動を通して身につく力はなんだと思いますか?
「足が速くなる」「逆上がりが出来る」などの運動能力に関することだけではないんです!
もちろん、それらも含まれます!
しかしもっと大事なことは集中力や向上心、目標に向かって頑張る力、やり抜く力、周りと協力する力などなんです!
その力のことを「非認知能力」と言います。
反対に、計算が早い、テストの結果が良い、運動ができるといった数字などで計測できる力のことを認知能力と言います。
近年、敎育界ではこの非認知能力がとても注目を浴びています。
この非認知能力が幼少期に身についた子どもは、その能力が衰えることなく維持し続けて大人になると年収が高く、納税率が高い、また犯罪率も低いといった傾向にあることが様々な研究によって証明されています。
逆に、いくら幼少期に認知能力(テストの成績がいい、足が速いなど)が高くても、その効果は長続きしないという研究もあるそうです。
イメージしやすいのは高校受験などの受験勉強ではないでしょうか。
志望する高校の合格に向けて、計画的に取り組み、毎日コツコツと努力する力などはまさに非認知能力です。
実際、私が中学3年生を担当していたときの話です。
学力がそこまで高くないのですが、レベルの高い子達が集まる進学校を志望していた生徒がいました。
その生徒は運動部に所属していましたが、運動能力はあまり高くありませんでした。しかし、真面目に練習をがんばり、どんどん上達し、最後の大会でも大事な場面で活躍していました。
部活動を引退してからは自分で計画を立てて毎日コツコツと勉強に取り組み、成績をどんどん向上させていき、無事に第一志望校の合格を勝ち取ることが出来ました。
この生徒は運動を通じて非認知能力を伸ばし、勉強面にも活かす事ができたよい例です。
逆に、別の生徒はもともと運動能力や学力はとても高いのですが、部活の練習はサボってばかりで大事な場面でミスばかり。部活動を引退してからは友だちとゲーム三昧の日々で成績は下る一方。公立の志望校に不合格になり、第三希望の私立高校にふて腐りながら進学した生徒もいます。
この生徒は認知能力は高いのですが、非認知能力が低く、自分の才能を活かしきれなかった悪い例です。
このように運動・スポーツ(ピアノなどの習い事も)は、非認知能力がとても高まります。
ぜひ、子どもを「足が速くなった」「逆上がりが出来た」という目に見えるものだけで評価するのではなく、「粘り強く取り組めた」「向上心をもっている」などの「非認知能力」に注目してあげてください。そしてそのかすかに見えた非認知能力を認めてほめて伸ばしてあげてほしいと思います。
次回は非認知能力の中でも最も大事な「やり抜く力」について書きたいと思います。お楽しみに!