こんにちわ(^^)
幸田町のスポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です。
幸田町の小学校でも近々、子ども一人ひとりにタブレット端末が配布されるというお手紙がありました。
そこで親として気になるのは、
「手書きノートは必要なの?」
「手紙がなくなると漢字覚えられないんじゃない?」
という疑問じゃないでしょうか?
そんな時に先週、こんな記事を見つけました。
この記事に関して、元小学校教師としての経験も合わせて皆さんにお伝えしたいと思います!
指の力が弱い⁉
この記事にもあるように、最近の子どもたちの字はとてもうすくて読みづらいことが年々増えてきました。
それととも増えてきてびっくりしたことがあります。
それは「消しゴムで消せない」子が増えてきたことです。
「え?消しゴムで消せない?どういうこと?」
安心してください。私もはじめ意味がわかりませんでした。
どういうことかというと、消しゴムで消すときには消しゴムを指先でしっかり握って、力を適度に入れて何度も細かく往復しなければいけませんよね?
ですが、最近の子どもたちの中には指先の力が弱く、消しゴム(えんぴつ)をしっかり握れない、握れても紙に押し付けて何度も細かく動かせない子がとても多いです。
なので、消えてない字の上から別の字を書いてくるのでめちゃくちゃ読みづらい、なんてことがよくありました。
しっかり消してから書き直すように助言すると、今度は力を入れすぎてプリントを破いてしまうという、あるあるネタがしょっちゅう起きていました笑
また、幼少期にお絵かきペンなど力を入れなくても書ける用具が増えてきたことも一因だと言われています。
そのため、指の力が十分に発達せずに上手くかけない子どもが増えているのです。
えんぴつを正しく握れない⁉
そもそもですが、えんぴつを正しく持てていない子が多いのが現実です。
「先生、それぐらい学校でしっかり指導してよ〜」
という声が聞こえてきそうですが、以前もお伝えしたように、学校の教員はとんでもなく多忙です。
もちろん全体指導を何度かすると思いますが、その後の個別指導まで手が回らないのが現実です。
私が中学2年生のあるクラスを調査したところ、正しく持てていたのはなんと39人中3人だけだった!なんてことがありました。
「えんぴつの持ち方ぐらい個性でしょ?」
と侮ってはいけませんよ。
えんぴつを正しく持てないと疲れやすくなります。
すると、勉強中の集中力が下がり、学力にも影響してくるという研究結果もあるぐらいとても重要なことなんです!
手を動かす=脳が活性化
ではなぜ、手書きが学力にも影響してくるぐらい重要なのかというと、手を動かすことが脳の活性化につながるからです。
そもそもヒトは直立歩行をしてから手を使うようになって道具を使うようになったりして脳が発育発達していきました。
先述の記事にもあるように、海外では手書きを見直す動きも出てきているみたいです。
私も学生時代はテスト前などはノートに書きまくって「手で覚える」というタイプでしたので、よく分かります。
親がやるべきこと&家でできる指遊び
ここからは親がやるべきことと家でできる指の力を高める遊びなどをお伝えしますね。
①えんぴつの持ち方の定期的なチェックを
もちろん学校の先生や習字に通っている子は習字の先生などが持ち方の指導はしてくださると思います。
ただし、そこに頼り切りになってはいけません。
定期的に正しく持てているかのチェックは親の責任だと思います。
なぜなら、子どもは楽にしたがるのでどんどん崩れていきがちだということです。
これははしの持ち方にも通じることです。
先ほどお伝えした中学2年生のクラスの例ですが、えんぴつの持ち方だけでなくはしの持ち方もひどかったです。
そこで生徒たちにお家の方は何も言わないの?と聞いたところ、
「毎回、めっちゃ言われるけど、無視してる」
「いつも一人で食べてるから何も言われない」
という衝撃的な発言がありました。
中学生や高学年になってからでは取り返しが付きません。
低学年のうちにきちんとできるようにすることが大事ですね!
②家でできる指の力を高める遊び
次に、お家でできる指の力を高める遊びをご紹介いたしますね!
・洗濯バサミ
あなたのお子様は洗濯ばさみを上手に使えますか?
洗濯ばさみではさむためには指でしっかり握ってつままなければいけません。
もし、できないようでしたら、洗濯物を干すお手伝いなどの時に一緒にやるなどして指先の運動もできて一石二鳥ですね笑
・にぎると変形するボール
にぎると変形するやわらかいスポンジボールなども指の力を高めることに効果的です。
にぎるだけで楽しいですし、ボール投げの練習にもなるし、当たっても痛くないのでおすすめです!
・鉄棒
鉄棒のぶら下がりは指の力や握力、体幹なども鍛えられるのでおすすめです。
1歳のお子様でも補助してあげれば数秒でもできますのでぜひ鉄棒遊びに取り組んでみてください。
体重が軽い子どものうちにたくさんぶら下がって遊んだりして怖さや苦手意識をなくせることにもつながりますよ。
他にもこま回しやレゴブロックの遊びも効果的です。
便利な道具に振り回されずに、手書き&指の力を高めていける工夫を
いかがでしたか?
最近の道具(ひねらずに水が出る蛇口や力を入れずに消せる消しゴム)はよく作られていて力を入れずに済むものが多くあります。
タブレット端末も便利ですが、デメリットもあります。
それぞれの道具のデメリットもよく理解して、それを補えるように普段の生活のお手伝いや遊びの中で手書きの練習や指の力を高めて行けうような工夫ができるといいですね!
ぜひ参考にされてみてください(^^)
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