デジタルゲーム・スマホが子どもに与える影響

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こんにちわ!幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です!

 

もうすぐクリスマスですね!
子どもたちはサンタさんにプレゼントを貰えることやケーキを食べることを楽しみにしていると思います!

その中でも、サンタさん=親からゲームをもらう子も多いことと思います。

しかし、親は

・ゲームばかりやらないかしら
・勉強時間が減らないかしら
・本当は買い与えたくないけど、周りのお友達みんな持っているし、うちの子だけ仲間はずれになるかも

と不安になっている方もいらっしゃるかと思います。

今日はそんな保護者の方やこれからそのような悩みを持つかもしれない方に参考にしてほしい内容です。

長くなるので、前編と後編に分けます!

今日は前編「デジタルゲーム・スマホが子どもに与える影響」です。

「デジタルゲーム・スマホが子どもに与える影響」

 

子どもの間でデジタルゲーム・スマホが大人気ですよね!

・ニンテンドースイッチ
・スマホゲーム(ポケモン)
・youtube
・PS4
などなど。

大前提として、今の時代これらのデジタルゲーム・スマートフォンなどは遅かれ早かれ子どもたちは必ず触れるということです。
すでに触れすぎて、大好きになってしまったお子様もいるかもしれませんね。

しかし、それらのデジタルゲームやスマートフォンが子どもにどんな影響を与えるか、親はきちんと知っていますか?
これを知っておかないと、後でいくら取り返そうとしても取り返しのつかないことになるかもしれません。

デジタルゲーム・スマホが子どもに与える影響は3つあります。

①依存症になりやすい

子どもの脳はとても影響を受けやすくできています。最近の研究で明らかになっていることは、就学前の子ども(3〜6歳)がゲーム中毒やスマホ中毒のリスクが最も高い世代だそうです。
そんな早くからデジタルゲームやスマホに夢中になってしまうと、中毒・依存症になりやすいのは当たり前です。最近では、WHO(世界保健機関)もゲーム中毒・スマホ中毒は病気であると位置づけました。

また、乳幼児を育てる母親約2,000人を対象とした調査では、スマートフォン依存の傾向にある子どもは1歳児で9.9%、2歳児で13.3%だったそうです。1~2歳にしてすでに、スマートフォンをすぐに使いたがったり、取り上げられると機嫌が悪くなったりするなどの依存状態にある子が、1割ほどもいるのです。(東京大学大学院情報学環教授・橋元良明氏の研究室が2018年10月に実施)

こうした状況で心配されるのは、乳幼児の言葉や目への悪影響です。

外国の研究者らは、「生後6カ月~2歳の乳幼児は、スマートフォン、タブレット、ゲームなどで遊ぶ時間が長いほど、言葉の発達が遅れる可能性が高まる」と発表しています。

②学力低下を招く

これは単純にゲームやスマホの時間が長いと、勉強時間が短くなるから、という短絡的な話ではありません。「脳トレ」で有名な川島隆太・東北大学教授の研究によると、仙台市の中学生の学習・家庭状況の調査から家で2時間以上勉強しても、携帯やスマホを3時間以上触っていると、その学習効果がムダになってしまうそうです。いくら勉強しても、スマホをさわるとその学習効果はなくなるそうです。(『スマホが学力を破壊する』川島隆太著より)

実際、私が中学3年生の進路を担当していたときも、スマホを自室から出せるか(親に預けられるか)どうかで合否は別れていました。いくら集中していても、スマホに通知が来るとそこで集中力は途切れます。返信してからまた集中しても、また通知が来て、、の繰り返しをしている子はまず学力は伸びません。

それは中学生に限った話ではありません。
幼少期や小学生のうちからデジタルゲーム中毒・スマホ中毒になってしまうと、いざ中学から本格的に勉強に取り組んでもゲーム脳・スマホ脳の頭には何も入ってきません。学校の授業でわからないことあった場合、家でやればいいやと短絡的に考えがちです。しかし、家でもは大好きなゲーム・スマホが待っています。すると、苦手なことや分からなかったことはほったらかしのまま。すると、次の授業もわからない、という負のループにハマります。じゃあ、塾に通わせればと思うかもしれませんが、高学年や中学生の塾代を知っていますか?だいたい1教科1万円以上です。受験期になればその2倍3倍は当たり前です。そんな出費をしたくなければ、ゲーム脳・スマホ脳になると手遅れですので、今のうちから対策が必要です。

 

③生活習慣が乱れる

ゲーム中毒・スマホ毒になると、画面から出るブルーライトの影響で目が冴えてきます。そのため、眠気がなくなり、夜ふかしになりがちです。すると、次の日の朝起きられない→寝不足のまま授業を受ける→集中してないから分からない→家でも勉強せず、ゲーム・スマホに夢中→目が冴える→夜ふかし、という負の無限ループにハマります。

実際、昨年度小学校3年生を担任していた子の中に、毎朝遅刻して来る子がいました。その子に理由を聞いたところ、親が寝静まってからリビングに行き、深夜3時過ぎまでゲームしているそうです。もちろんその子は学力も低く、きちんと寝ていないので寝ている間に出る成長ホルモンの効果も出ずに低身長でした。また、夜中にお菓子を食べるので虫歯だらけで肥満体型という様子でした。

これらの悪影響について、親がきちんと知っていれば対策を打てます。知らなかったでは許されません。実際、ゲーム中毒スマホ中毒になってしまったこの親御さんと話すと、皆さん口を揃えて「早くに与えすぎた」「こうなる前に手を打つべきだった」と後悔しています。

次回は、後編として「子どもがデジタルゲーム・スマホを始める前に、親がやらなければいけないこと」について書きたいと思います。

お楽しみに!

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