こんにちわ(^^)
幸田町のスポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です。
はじめに問題です。
この2人に共通していることは何でしょう?
Aくん→走る時に上体が横に振れて、はやく走れない
Bくん→ビート板でバタ足する時に、上体が振れてバタ足が上手くできない
答えは簡単ですね。
「上体が振れる」です。
ではさらに振り下げます。
「なぜ」上体が振れるのでしょうか?
その答えは「体幹」です。
運動やスポーツの場面で最近よく、「体幹」という言葉を聞きませんか?
では、具体的に体幹とはなにか?
体幹を強くするとどうなるのかということについて、今日は解説したいと思います。
体幹とは?
よくある勘違いですが、「体幹=腹筋」ではありません。
体幹とは、読んで字のごとく「体」の「幹」です。
つまり、腹筋や背筋を含めた体の胴体部分全域になります。
その体幹の役割は、
「上半身と下半身をつなぐ」ことです。
上半身で生まれたパワーを下半身に送る、もしくは下半身で生まれたパワーを上半身に送るために体幹部分がとても重要です。
その体幹部分が弱いとどうなるか?
先述の2人も子ども(実際に私が見てきた中で、このような子どもはとても多いです)が最たる例ですが、
二人とも体幹部分が弱いために上体が振れてしまっています。
走るときは体が横に振れることで、まっすぐ腕振りができません。
泳ぐときは体が横に振れることで、足を細かく強くき動かせません。
よく、お子様の走り方、とくに腕振りについて直してほしいと相談されることがあります。
ですが、そのほとんどは体幹部分が弱いために上体が振れていることが原因です。
腕振りを直すためには体幹を強くする必要があります。
また、最近の子どもたちは授業中の姿勢が悪い子が多いです。
そういった子はすぐに集中力も途切れがちです。
そして、その子達のほとんどは体幹が弱いために姿勢が崩れます。
私が教員をしていたときは、そのような事例をたくさん見ました。
「いやいや、子どもだからしょうがないでしょ〜」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもでも体幹が強い子は強いです。
体幹を弱くする習慣
子どものうちから体幹を弱くする生活習慣が2つあります。
この2つに当てはまる場合は気をつけてください。
①家のソファで後ろに寄りかかる
多くのご家庭ではリビングにソファがあると思います。
ソファは座り心地が良くて、ついついゴロゴロしたくなりますよね。
でも、ソファは注意が必要です。
あなたのお子様は座り心地が良すぎて、後ろの背もたれなどにぐた〜と寄りかかってしまっていないですか?
その姿勢は体幹を一切使わずに、リラックスしているので体幹が弱くなります。
子どものうちから、それに慣れすぎてしまうと姿勢をピンとすることが苦しくなり、体幹が弱くなります。気をつけてくださいね。
ちなみに我が家は、その問題もあり(おもちゃが増えすぎて収納場所がなくなり)、去年、子どもに猛反対されながらもソファを処分しました。
少しでも姿勢が良くなってほしいと思ってますが、一度ついた癖(テレビを見るときの姿勢など)はなかなか直りません(汗)
②高いところからジャンプさせてない
2歳頃から子どもはよく高いところからジャンプしたがりますよね?
その時に、「危ないからダメ!」と止めてませんか?
たしかにほんとに高いところでは止めなければいけません(マンションやアパートの上の階の方も)が、子どもの背の高さ程度ならどんどん跳ばせるべきです。
理由は、着地する時に足腰が強くなるからです。
そして、同時に体幹も強くしているのです。
着地したときは、足首や膝を使って衝撃を上手に吸収しています。
そして、上体が前に倒れないように体幹を使っているのです。
(体操選手の着地をイメージしてもらえれば分かりやすいと思います)
体幹が弱い子は着地した時に上体が必ず前のめりに倒れます。
高くなるほどに着地したときの安定感が変わってきますので、できる方は家の中やできない方は公園などで高いところからジャンプさせてみるといいかもしれません。
体幹力チェック&トレーニング方法
では、どうやってお子様の体幹が強いかチェックするのか、また体幹をどうやって強くすればいいのかお伝えしていきます!
めちゃくちゃきつい筋トレをイメージしなくても大丈夫ですよ(^^)
ぜひお子様と一緒になって楽しみながら取り組んでみてくださいね。
①風船をふくらませる
風船をふくらませるためには、大きく息を吸って、お腹から息を吐かければできません。
始めは上手くできないかもしれませんが、5,6歳ごろからなら十分できるはずです。
ふくらませたあとは風船で遊ぶこともできますので、ぜひ楽しんでみてください!
②だるまさんで起き上がる
だるまさんのやり方
1.おやま座りをして、前で手を組む
2.そのまま後ろに倒れて、そのまま手を使わず起き上がる
大事なことは「背中を丸める」ことです。
丸めるためには息を吐いて力を抜かなければできません。
力を入れるための準備です。
転がった反動を利用して息を吸って起き上がるためには体幹の強さとタイミングが重要です。
これができるようになると、マットの基礎が身につくので、お家でも取り組んでみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
体幹といってもかなり奥が深いです。
そして、体幹が強くなると運動、スポーツはもちろんのこと勉強の集中力の高まるなどイイコトづくしです。
ぜひお家で楽しみながらお子様の体幹をチェック&トレーニングしてみてください!
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