こんにちわ(^^) 幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です。
先週末にこんな記事が出てました。
「いじめのピークは小2?今の子達はそんなにやばいの?」
「うちの子は大丈夫かしら?」
と不安になった方も多いと思います。
私もそうです。うちの長男も現在小学2年生なので、ちょっと焦りました(汗)
今日はそんな方(私も!)のために、私が教員時代に見てきた子たちや学校の実情を踏まえて、どう対応したらいいか、親がやらなければいけないことなどをお伝えいたします。
いじめのイメージが変わった?
まず、抑えておかなければいけないのはこの記事にもあるように「いじめ」の定義が変わったことです。
私たち親世代のいじめといえば、悪質な暴言や暴力、金銭の要求などをイメージすると思います。
ですが、現在のいじめのほとんどはからかいや冷やかし、悪ふざけ、いじりなどの軽微なものです。
そして、その殆どは悪気がない、遊びやふざけの延長線で行われるのものため、余計タチが悪いのです。
親世代からすると、「そんなので?」と思ってしまうようなものも全て「いじめ」として認知し、報告するようになっているのです。
私が中学校の生徒指導主事を務めていたときにその調査を担当したことがありましたが、とても数が多く報告書の作成に難儀したことがありました。
ですが、それは悪いことではなく、「いじめはあるもの」として対応することが現場の教員には求められていました。
なので、いじめの件数が増えていることに対してはそういった事情もあることを理解しておく必要があります。
子どもが変わった?
そのことよりも大きな変化が子ども側にもあると私は考えています。
このブログでは何度も発信していますが、現代の子どもたちは外遊びの経験が圧倒的に少ないです。
外遊びは体を動かすという大事なこともありますが、同時に子ども同士の人間関係やコミュニケーションを養える貴重な場なのです。
外遊びの中で、自分の気持ちを伝える、折り合いをつける、ケンカやいざこざをしたり仲直りしたりして相手の気持を考えるようになる、などの生のコミュニケーションを子どもは学んでいます。
しかし、現代の子たちはこの経験が圧倒的に不足しています。
なので、生のコミュニケーションを経験していない分、傷つきやすく繊細な子がとても増えている印象です。
私が教員時代にこんな事がありました。
ある男の子がいじめを訴えてきたので話を聞くと、女の子に睨まれると言います。
しかし、よくよく聞いてみると、「睨まれた気がする」「やっぱり睨まれていないかも」「僕の勘違いだった!」
と笑顔で去っていきました。そんなことが何度もあり、私は安堵と同時に些細なことを気にする子が増えているなと印象に残っています。
また、われわれ保護者もできるだけ「ケンカしないように」とか「仲良く遊びなさい」と言ってしまいがちです。
それはもしかしたら子ども同士の社会性やコミュニケーション能力を養う機会を奪ってしまっているかもしれません。
ただ、ここで勘違いしてほしくないのは、決していじめられる方が悪いと言っているのではありません。
心がたくましく、ストレスなどにも強い子になるには、幼少期から生のコミュニケーションをたくさん経験する事が大事です。
そしてそれがいじめ(冷やかしやからかい)に負けないことにもつながると私は思います。
いじめは中高生になっても続く?その時、親はどうしたらいい?
私は中学教員歴が一番長かったのでわかるのですが、中学になっても冷やかしやからかいは続くことがあります。
また、ここ数年はそれがLINEやSNSを通じて行われるので、親や教員も把握しきれません。
気づいたときには事態が深刻になっていることもよくあります。
なので、いちばん重要なことは子どもとの信頼関係をしっかりとって、何でも相談できるような関係を作ることです。
高学年や中高生という反抗期であっても普段からのコミュニケーションを大事にし、「あなたのことを大事にしているよ」というメッセージを伝えて相談しやすい関係づくりをしておくと大丈夫だと私は思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「いじめ」と聞くと極端に不安になったり、深刻に捉えがちですが、子どもの様子をしっかりと見て何でも話で話し合える雰囲気をつくっておくことからはじめてみませんか?
そして、日頃から外遊びをしながら子ども同士の生のコミュニケーションをしっかりとらせて些細ないざこざやトラブルは自分たちの手で解決できるように手助けしてあげてくださいね。
子どもは必ず学び、成長していきます。それを信頼するのが親の務めだと私は思います。
参考にしてもらえたらうれしいです。
また、この記事をお友達の方などにシェアしてもらえたら泣いて喜びます。
公式LINEのご紹介をお願いいたします。