運動に消極的な子になってしまう親の声かけ

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こんにちわ(^^) 幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です。

みなさんのお子様は運動に積極的ですか?

もしも、
「子どもが体を動かしたがらない、、、」
「公園の遊具で遊ぶのも嫌がる、、、」
「やる前から『できない、無理』と言う、、、」

とお悩みなら、ぜひ続きを読んでくださいね。

子どもが運動に消極的になってしまうのは親の声かけが原因⁉

 

私の教員時代の話です。

小学校3年生を担任していた時に、Oくんという子がいました。

Oくんは運動が大の苦手。
体育の授業でも消極的で、放課に外に出て遊ぶことも嫌がっていました。

そんな彼に、「どうして、そんなに運動が嫌なの?」と聞いてみました。

すると、驚きの返事をしました。

「だって、お父さんとお母さんが僕が運動ができないことを笑うんだもん。。。」

 

聞けば、そのこのお父さんとお母さんはスポーツで好成績を収めていたらしく、自分の子どもに相当な期待をしていたそうです。

なので、運動でできないことがあると

「なんでできないの!(怒)」
「運動神経悪いね〜(笑)」

と怒られたり、笑われたりしてしまうことがよくあったそうです。

その結果、Oくんは運動に対して消極的になっていってしまったそうです。

そんなOくんに対して、私は体育の授業ではできることから始めて小さな成功体験をたくさん積ませました。

そして、頑張ったこと・努力したことを徹底的に褒めることを繰り返した結果、徐々に運動への恐怖心が薄れていき、

一年の最後には

「体育の授業大好き!」

と言ってもらえるようになりました。

このように、子どもの運動嫌いの原因は親や環境が原因の場合も多くあります。

具体的にまとめると、以下のようになります。

運動に消極的な子になってしまう親の声かけ①

できないことを非難したり、笑ったりする

 

「なんでできないの!(怒)」
「運動神経悪いね〜(笑)」

親から見ると、簡単そうな動きでも今の子どもたちからすると、とても難しいことがあります。

なぜなら、今の子どもたちは圧倒的に「運動不足」だからです。

「運動不足」には2種類ある

なので、そんな子どもの様子を見ていてイライラしたり、笑ってしまうことのお気持ちもよく分かります。

ですが、子どもの気持ちは傷つきやすいので、しらずしらずのうちに傷ついているかもしれません。

運動に消極的な子になってしまう親の声かけ②

 結果で判断する

 

「これもできなかったの?」
「他の子に比べて下手だわ〜」

運動は
・「できた」「できない」
・「上手」「下手」

がはっきり分かります。

なので、親はそこばかりに評価をしがちです。

ですが、子どもたちは大好きなパパやママに評価してもらいたいのではなく、認めてもらいたいだけです。

小学校ぐらいにもなれば、あの子は足が速い、この子は運動神経がいい、など運動の評価は子どもの間で自然に行われます。

その評価にも揺らぐことなく、子どもの頑張りを認めてあげられるのは親だけです。

ここからは運動に積極的な子になる声かけの仕方をご紹介します。

運動に積極的な子になる声かけ①

聞く

 

声かけなのに聞く?と思われた方もいるでしょう。

実は声かけの8割は聞くことで決まります。

 

なぜなら、子どもの気持ち、実感を知らないことには、それに合った声かけができないからです。

例えば、逆上がりの練習をしている子どもに対して感想を聞かずに、

「今日もできなかったね(評価)」と言ってしまったら、「ママは俺の気持ちをわかってくれないんだ」となってしまうのではないでしょうか。

逆に、「おれ、あと少しでできそうな気がする!」と手応えを口にしたら、「そうだね、頑張ろうね!ママも応援しているからね!」と声かけたら、その子は次も頑張るぞ!という気持ちになりますよね!

なので、子どもの気持ち、実感を知るためにはまず聞くことから始めましょう!

聞く時は、

「今日はどうだった?」「どうして、そうしたの?」

などと、理由や根拠を聞いてあげるようにしてあげてください。

そして、それを決して否定しないようにしてあげてくださいね!

運動に積極的な子になる声かけ②

頑張ったこと・努力したことをほめる・認める

次に声かけるときに大事なことは「過程」をほめる・認めるということです。

運動も勉強も能力や結果だけで評価すると、うそつく子や向上心を持たない子になることがスタンフォード大学の研究から証明されています。

なので、

「今日はたくさん走って頑張ったね」
「前より、姿勢が安定していきたね。練習をがんばった成果だね」

などと、本人の頑張り、努力を褒めたり、認めてあげるだけで子どもの前向きな気持ちが育ちます。

その積み重ねで積極的な気持ちが育つようになりますので、ぜひ心がけてください!

まとめ

いかがでしたか?

初めて聞くような内容もあったと思いますが、決してご自身を責めることだけはしないでください。

なぜなら、このような正しい声かけなどは誰かに習うようなものでもなければ、自身の経験と照らし合わせても通用しないことばかりだからです。

そのために、私はこれからも運動や子育てに関する情報発信を続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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