後編「子どもがデジタルゲーム・スマホを始める前に、親がやらなければいけないこと」

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こんにちわ!幸田町の総合スポーツ教室「ハピネス・スポーツクラブKOTA」のあゆむ先生です!

前編「デジタルゲーム・スマホが子どもに与える影響」は読んでいただけたでしょうか?

まだの方はこちらからお読みください。

デジタルゲーム・スマホが子どもに与える影響

思っていた以上の悪影響があると感じた方も多いのではないでしょうか?

けど、そうなる前にしっかりと対策をすれば大丈夫ですので、ご安心ください!

ちなみに、現代のITテクノロジーを開発した人々、Windowsを開発したマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏やiphoneやipadを開発した故スティーブ・ジョブズ氏は、さぞ自分の子どもたちに小さいうちからハイテク機器を与えてデジタル三昧かと思われがちですが、全く逆です。

自分の子どもには14歳まで携帯電話を与えることを許さず、夕食時にはとりあげていたり、使用時間に厳しい制限をかけていたそうです。

彼らが子どものデジタル機器の使用を厳しく管理しているのは、その世界を知り尽くし、危険性についても熟知しているからです。

そんな彼らでさえ制限を加えているのに、私達一般の親が何も制限を加えないのは、子どもが車の運転方法や交通ルールを学ばずに、いきなり高速道路でスポーツカーを運転しているようなものです。

それでは、後編「子どもがデジタルゲーム・スマホを始める前に、親がやらなければいけないこと」です!

①家庭内でルールを決める・約束をする

これはどのご家庭でもやられているかと思いますが、だんだんと守られてこなくなったり、なあなあになっていませんか?
それでは、いずれ子どもたちがゲーム依存・スマホ依存になってしまいます。

私はこれまでたくさんの小中学生を見てきた中で上手くルールを守られている家庭と、そうではない家庭の違いに気づきました。

皆さんのご家庭でも気をつけてほしいこと・おすすめの方法をお伝えしますね!

 ○あげるではなく、親が「貸す」

まず、大前提として考えなければいけないのは「誰のものか」です。

ゲームでもスマホでも子どもに「あげて」しまうと、「これは僕のもの」となり、親の意見やルールに聞く耳が持てなくなりがちです。

そこで、親が「貸す」という形を取れば、子どもは「借りてる」ので、ルールを決めるなどの主導権は親が握ることになります。

そして、「ルールを守れなかったら返してね」と約束すれば、何の違和感もありません。

子どもに「あげる」から約束を守れなかったから「取り上げる」→親が隠す→子どもが見つける→こそこそやるというイタチごっこが始まります。

実際、高価なものですし、スマホであれば通信料などは親が支払います。そのあたりのことも小さいうちからきちんと説明して、「親が貸す」という形を取ることがベストだと私は思います。

○子どもと話し合って決める(使用時間など)

次にルールを決めるのですが、一番やってはいけないことは親が一方的に決めることです。それをやってしまうと、子どもは早くゲームしたいから話半分で聞いて後から「聞いてなかった」「本当はそのルールは嫌だったのに」となります。

なので、ルールを決めるときは子供としっかり話し合って決めてください。
決めることは

・時間(長くても1時間)
・場所(リビング、自室、公園、友達の家などどこならOK?)

に加えて、絶対に子ども自身に決めてほしいことがあります。それは

・守れなかったときの罰則

 

です。1週間親に返す、次に守れなかったら2週間、など、きちんと子ども自身に責任をとらせる訓練をしてください。

すると、親は「自分で決めたことでしょ」というだけなので気が楽です。

ここで大事なことは、「譲らないこと」です。

なんか可哀想になってきたといって、罰則の期限を短くするなど少しでも甘いところ・スキを見せてしまうとなあなあになってしまいますので、親も覚悟を持って取り組んでください!

 ○親も約束を守る(子どもの前でスマホゲームをしない、など)

親の姿を子どもはよく見ています。「僕が時間を守ってやめたのに、お父さんはまだスマホゲームしてる」となれば、説得力がありません。

ご家庭内での約束・ルールは親も含めて守り、その姿勢を子どもに見せられるようにしましょう!特にゲーム好きなお父さんがいらっしゃるご家庭は、しっかり話し合ってください!

②デジタルゲームより楽しい(2番目でもOK)遊びを見つける

 

人間は単純な生き物です。「楽しいから好き」なのであれば、シンプルにゲームより楽しい遊びを見つければいいのです。

私たちの脳が快楽を感じる直接の源となっている物質が、俗に「快楽物質」と呼ばれる「ドーパミン」です。

・楽しいことをしているとき

・目的を達成したとき

・他人に褒められたとき

・新しい行動を始めようとするとき

・意欲的な、やる気が出た状態になっているとき

・好奇心が働いているとき

・恋愛感情やときめきを感じているとき

・美味しいものを食べているとき

このようなときにドーパミンが脳内に分泌されています。

であるならば、そういった状況を幼少期から意図的に多く経験させてやれば、ゲーム・スマホ「だけ」に夢中になることは少なくなるはずです。

 ○運動、スポーツを楽しむ

冬休みは家族で過ごすことが多くなります。寒いからといって家の中にこもるのではなく、感染対策をしっかりとした上で公園で運動、スポーツを楽しみましょう。

その時大事なのが、前述のようにドーパミンが出る状況にするということです。親がコーチのように厳しくする必要もありません。

楽しく練習したり遊ぶ中で、出来なかったことが出来るようになったり、楽しんで競争したりするだけでいいんです。

そのときに子どもの脳の中にドーパミンが出ていれば、「もう一回!」「また来ようね!」となります。

楽しい運動・スポーツはドーパミンがドバドバ出る最高の題材です!

ぜひ、意識して取り組んでみてくださいね(^^)

 ○ボードゲーム、カードゲームもおすすめ!

昔はよく、人生ゲームやドンジャラ、オセロなどのボードゲームやトランプ、ウノ、かるたなどのカードゲームをやりましたが、皆さんはどうですか?

実はこのようなボードゲームやカードゲームを大人と子どもが一緒に取り組むことで、ルールを守る、相手のことを考えるなどの社会性や駆け引きなどの思考力・コミュニケーション能力などが養われます。

デジタルゲームでは自分の思い通りに進むことが多いため、ボードゲームなどで経験する我慢することや生身の相手との駆け引きなどは経験しづらいです。

なので、冬休みは家族や親戚などと一緒にボードゲームやカードゲームで遊んでみてはどうでしょうか?

ちなみに我が家では、以前からトランプ、かるたに加え、将棋(私も長男に教えてもらい覚えました)をやっています。

また、この冬は近所に住む祖父母も交えて海外のボードゲームの定番「ねことネズミの大レース」、鬼滅の刃のドンジャラなどででたくさん遊ぶ予定です(^^)

皆さんのご家庭では、この冬休みはどのような遊びをして過ごしますか?

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

デジタルゲーム・スマホを始める前にこれらのことを経験しておけば、それだけに夢中とはなりにくいはずです。

我が家も長男(小1)がゲームほしいとずっと言っています。ただ、次男がまだ年中なのでまだね〜と言ってはぐらかしていますが、いずれは買うことになります(汗)

ただ、それまでに運動・スポーツはもちろん、ボードゲームやカードゲームでも楽しいことがたくさんあるということを今のうちにたくさん経験させるように心がけています。

ゲームも楽しみ、運動・スポーツ、ボードゲームなども家族や友だちと楽しみ、すてきな冬休みを過ごしていきましょう!

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